「すごく考え込むことが多い」
「感受性が強くて、人の気持ちにとても敏感」
そんな特徴を持つのが 憂鬱質タイプ です。
シュタイナー教育では、人の気質を4つに分けて考えます。
シュタイナー教育でいう憂鬱質は、深く感じ、深く考える力を持ったタイプ。
周囲からは「繊細」「真面目」と見られることが多いです。
憂鬱質の特徴

憂鬱質は4つの自然エネルギーに置き換えると「土」の要素になります。
土は安定し、重みをもって存在します。
憂鬱質の人もまた、内面の深さと落ち着きを持ち、地に足をつけて物事を見つめます。
多血質の子の特長
感受性が豊かで、共感力が高い
集中力があり、じっくり物事に取り組める
内省的で、自分の世界を大切にする
慎重で用心深い
感情が深く、落ち込みやすい
日常生活でのエピソード例

✅友達が泣いていると一緒に涙ぐんでしまう
✅失敗すると強く自分を責めてしまう
✅クラスでにぎやかな場より、静かな場所で遊ぶのが好き
✅大人なら、人間関係の些細な変化にも気づいて気を配れる
✅悩みや不安を抱え込みすぎて疲れてしまうことも
憂鬱質の「光」と「影」

気質には「光」と「影」があります。
光(強み)
- 深い思考力・洞察力
- 人に寄り添えるやさしさ
- 芸術的センスや独自の世界観
影(弱み)
- ネガティブに考えすぎる
- 自己肯定感が下がりやすい
- 気持ちの切り替えが苦手
光と影があるのは憂鬱質だけではありません。
それぞれの気質には必ず「光」と「影」があり、どちらもあるからこそ、バランスを取っています。
関わり方のヒント

私が保育の現場で憂鬱質タイプの子を見ていると、「大人しい」「元気がない」と誤解されやすい と感じます。
でも実はこれは 「深く感じ、考える力」 の証なんです。
親御さんにできること
落ち込んでいるときに「大丈夫だよ」と急かさず、気持ちを受け止めること
感受性の豊かさを「素敵だね」と認めること
小さな成功体験を積み重ねて、その子らしさを支えること
大人の場合も、ネガティブを否定するのではなく
「深く感じるからこそ、人に寄り添える」と捉えると、その繊細さが強みになります。
まとめ
憂鬱質タイプは、
まるで「土」のように深く根を張る存在です。
静かで目立たなくても、
その奥には豊かな思考と感情が広がっています。
ただ、その土に水が多すぎると重く沈んでしまうので、安心できる環境と、小さな喜びを重ねる関わりが大切です。
親も子も「繊細だからこそ、豊かに生きられる」と思えたとき、憂鬱質タイプは大きな魅力を発揮します。
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