「強い意志をもって行動する」
「負けず嫌いで最後までやり抜く」
そんな特徴を持つのが 胆汁質タイプ です。
シュタイナー教育では、人の気質を4つに分けて考えます。
シュタイナー教育でいう胆汁質は、リーダー気質でエネルギッシュ!
子どもでも大人でも、
周囲から「しっかり者」「頼れる存在」と見られることが多いタイプです。
胆汁質の特徴

胆汁質は4つの自然エネルギーに置き換えると「火」の要素になります。
火は強いエネルギーを持ち、前へ前へと燃え広がります。
胆汁質の子もまた、自分の情熱やエネルギーを原動力に行動し、周りを巻き込みます。それは「火」のような強さ。
胆汁質の子の特長
強い意志と行動力を持っている
物事をはっきり言う、指示するのが得意
負けず嫌いで競争心が強い
目標に向かって努力できる
ただし短気で怒りやすい一面も
日常生活でのエピソード例

✅ 「どうしてできないの!?」と兄弟や友達に強く言ってしまう
✅ 運動会やゲームでは、とにかく勝ちたい気持ちが前面に出る
✅ 大人の場合、職場でリーダーシップを発揮するが、部下や同僚に厳しくなりすぎてしまう
胆汁質の「光」と「影」

気質には「光」と「影」があります。
光(強み)
- 強い意志と実行力
- リーダーシップを発揮できる
- 責任感があり、最後までやり抜ける
影(弱み)
- 怒りっぽく短気に見られる
- 自分の意見を押しつけがち
- 「人に任せる」が苦手で抱え込みやすい
光と影があるのは胆汁質だけではありません。
それぞれの気質には必ず「光」と「影」があり、どちらもあるからこそ、バランスを取っています。
関わり方のヒント

私は保育の現場で胆汁質タイプの子どもを見ていると、「強さ」=「わがまま」や「乱暴」と誤解されやすいのではないかと思います。
でも実は、
「自分の考えをしっかり持てる」ことの表れ なんです。
しっかり考えを持てることって、とても素敵なことなんです。
親御さんにできることは
ただ怒るのではなく、「その強さをどう活かせるか」を示すこと
子どもがやり遂げたときに「よくやりきったね!」と達成感を共有すること
「怒り」はダメと抑え込むよりも、「怒りを行動に変える方法」を一緒に考えること
大人の場合も同じです。
「つい人に厳しくしてしまう」「怒りっぽい」と自己嫌悪になるより、
「責任感が強いからこそ出る反応」と受け止めることで、人間関係の調和が生まれますよ。
私が4つの気質に興味を持ったのも、この胆汁質の人の「なんでこんなに怒るんだろう?」という素朴な疑問から気質の深掘りをするきっかけになりました。
怒りっぽい人は、
自分の怒りっぽさに自己否定を繰り返しています。
集団生活の中では、この胆汁質の性質は目につきやすいものです。
こういった気質も受け止められる、そんな社会の在り方が必要だと感じています。
まとめ
胆汁質タイプは、「火」のように情熱的で力強い存在です。
ただ、その火が炎になり、強すぎると人を焦がしてしまうことも。
だからこそ大切なのは、
強さをどう生かすかを一緒に考えていくことだと感じています。
親も子も、
「この子の強さは宝物なんだ」と思える関わりができたら、親子関係もグッと楽になりますよ。
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