「子どもがとにかく元気いっぱい!」
「新しいことに飛びつくけど、すぐ飽きてしまう…」
そんな特徴をもつのが 多血質タイプ です。
シュタイナー教育では、人の気質を4つに分けて考えます。
その中でも多血質は、
明るく、社交的で、いつもエネルギッシュ!
読んでいると
「うちの子のことかも!」とぴんとくる方も多いかもしれませんね。
多血質の特徴

多血質は4つの自然エネルギーに置き換えると「風」の要素になります。
「風」は自由にどこへでも吹き抜け、軽やかに形を変えます。
多血質の子もまた、好奇心旺盛で変化を楽しみ、同じ場所にとどまらず、新しい出会いや体験を求めて動きます。「風」そのもののようですよね。
多血質の子の特長
感情や気持ちの切り替えが早い
新しいことにすぐ興味を持つ
社交的で友達もできやすい
でも集中力が続かず、飽きやすい
明るく元気なイメージを周りから持たれやすい
日常生活でのエピソード例

✅「やるやる!」と宿題や片づけに取りかかるけれど、気づくと遊びに夢中になっている
✅習いごとでも「楽しそう!」と入会したのに、しばらくすると「もうやめたい…」となる
✅大人の場合は、職場でムードメーカーになれる一方、事務的な作業が続くと集中力が切れやすい
多血質の「光」と「影」

気質には「光」と「影」があります。
光(強み)
- 周りを明るくする力がある
- 初対面の人ともすぐ打ち解けられる
- 興味関心の幅が広く、可能性が豊か
影(弱み)
- 飽きっぽさから「最後までやり遂げられない」と思われやすい
- 集中力が続かず、本人も自己嫌悪に陥ることがある
- 周囲に「真剣さが足りない」と誤解される
光と影があるのは多血質だけではありません。
それぞれの気質には必ず「光」と「影」があり、どちらもあるからこそ、バランスを取っています。
関わり方のヒント

私が保育の現場で多血質タイプの子どもを見て感じるのは、「飽きっぽさ=欠点」ではなく「切り替えが早い力」 だということです。
親御さんは「また途中でやめちゃって…」とイライラすることが多いですが、子どもにとっては「いろんなことを試してみたい!」という多血質ならではの自然な欲求なんだと感じています。
例えば、
「最後までやりなさい!」よりも、「ここまでできたね!」と小さな達成を認める
興味の幅を「広すぎる」と止めるのではなく、「その好奇心をどう活かせるか」を一緒に考える
こうした関わりが、多血質の子の個性をつぶさずに伸ばすサポートになります。
大人の場合も同じで、
「私は飽きっぽいからダメ」と思うのではなく、「フットワークが軽くて、柔軟に動ける」と受け止めると自己理解が深まり、自信につながります。
私自身もこの多血質の「影」の部分にとても悩まされた経験があります。
ですが、“私の個性なんだ”
そう思えた時から自分のことを認めてあげられた気がしています。
まとめ
多血質タイプは、
太陽のように明るく、人を惹きつける魅力を持っています。
ただ、その裏で「飽きやすさ」や「集中力の短さ」に悩むことももちろんあります。
でも大切なのは、個性を「欠点」と見るのではなく、「特性」として理解すること。そう感じています。
理解があると、子どもも大人も「自分はこのままでいいんだ」と安心できるはずです。
ぜひ、お子様の個性を見つめてあげてくださいね!
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